Column

2018年9月27日 「ハナミズキ」に「ハナシブキ」。

調べ物があり、検索サイトを開く。

その時、1件のメールを受信。
調べ物の前に、ほんの数秒メール内容を確認。
改めて検索サイトに目を移す。

「?」

何を調べようとしていたか忘れている。
そんな笑い事じゃない物忘れが増えてきた今日この頃。

だから「コラムの更新も忘れていた」
という言い訳(前フリ)はここまで。


物忘れ以上に不可思議で奇々怪々なのが「記憶」。
夢に近いもの、感じません?

例えば、一度も口を聞いたことさえなかった
小学校の時のクラスメイトが、
突然夢に現れたりしたこと、ありません?
「なんでお前なんだ?」

どう考えても彼が現れた理由がわからない。

「記憶」も同じ。
なんでこんなどうでもいいことを覚えているのか、
全然説明がつかない記憶の欠片…。

コンマ数秒目に映った、どうでもいい映像が
ちょいちょい脳裏をよぎってしまうこと、ありません?

友達でも恋人でもいいけど、
二人の間にあった数々の大事なイベントは覚えていないのに、
つい不用意なことを言ってしまった後に、
一瞬だけ見せた相手の悲しげな表情だけは
いつまでも鮮明に覚えているとか。

小学校1年生の時のクラスメイトや担任の先生の名前、顔、
どれだけ覚えています?

私の場合、クラスメイトは2〜3人かな。
好きだった女子と本当に仲の良かった男子2人くらい。
何せ40数年前だから。
でも、10年ほど前までは4〜5人思い出せたかな。

担任だった先生も、30歳前後の女性だったこと以外は
名前も顔も思い出せない。
私が2年生の終わりに転校してしまったから尚更かもしれない。

その先生との思い出は「0」。
記憶がないのだから当然のこと。

遠足や運動会のことすら何も覚えていないのに
1つだけどうでもいいシーンを鮮明に覚えている。


教壇に「ハナミズキ」が生けてある教室。
前述の先生の授業。

突然、静寂を突き破り先生の大きなクシャミが炸裂。
クシャミとともに飛び出す鼻水。

(薄々オチが分かった人もいるかな?)

教壇の「ハナミズキ」にかかる「ハナシブキ」。



思わず大笑いしたら、逆ギレした先生のピンタが炸裂。

その先生について覚えているのはこれだけ。

摩訶不思議。


前回、「次回は精霊流しの話でも」と予告したけど、
精霊流しは祭りではなく、故人を偲ぶ法事だから、
このコラムのテイストで取り上げるには、
あまりにも不謹慎だし、故人に失礼極まりないので、
別のネタを考えた結果が、
コラム史上最悪のくだらない話になった次第。

時事ネタもいいけど、
誰かしらと意見がかぶるし、
主観を述べるにはリスクが高いネタもある。

これくらいの話が、ちょうどいいのかな
ということで。

ではでは。