Column

2022年6月1日
大宮市下町三丁目の夕日〈1〉


今回はローカルな話題です。

埼玉県の中心都市として
全国的にも有名な
埼玉県大宮市(現さいたま市)。

大宮単体でも有名ですが、
ご近所さんの浦和との
微妙な関係性も話題で、
全国ネットのバラエティ番組でも
しばしば取り上げられています。

両市は2001年に、
与野市を含めた三市の合併で、
さいたま市となっていますが、
昔も今も仲がよろしくありません。

「俺たちの方が上」
「埼玉のトップは俺」

と両者譲らないわけです。

浦和は県庁所在地であり、
行政の中心であるとともに、
関東でも有数の文教都市。

その上、サッカーや野球など
スポーツレベルも高く、
都市全体が文武両道に通じています。

なので、
とても気位の高い人が多いのです。
例えば、
「どこ出身?どこから来たの?」
と問うと、
「浦和」と答えます。
こちらは県単位で聞いているのですが、
間違っても「埼玉」とは言いません。

「神奈川」とは言わない
横浜市民と同じですね。

一方の大宮は、
古くから交通と商業が発達。
大宮駅は新幹線をはじめ、
在来線・私鉄が乗り入れ、
その規模は東京以北では最大です。

繁華街の規模も県内随一で、
一時期は東口だけで、
6つもの百貨店が立ち並んでいました。
妖艶な夜のネオン街もあり、
「お出かけするなら大宮」
は、埼玉県南部の人の共通認識。

そんな大宮の市民は、
「大宮の方が都会」
「大宮の方が遊ぶ場所がたくさんある」
「ナンバープレートも県南は全部大宮」
と浦和市民に噛み付きます。

それに対し、
「県庁があるのは浦和だから」
と、冷たく嘲笑う浦和市民。

そんな構図です。

その昔、オーストラリアの
シドニーとメルボルンでも
似たような抗争があり、
埒が明かないので、
間にあるキャンベラを
首都にしたとのこと。
これはこれで賢い判断でしたね。

埼玉も与野市を県庁所在地にすれば
喧嘩両成敗とまでは言いませんが、
少しは丸く収まったのかもしれません。

さて、なぜクドクドと
大宮の話をしているか…。

次回につづく。


今回のオススメ映画コーナー

今回は
ボブという名の猫〜幸せのハイタッチ

ストーリーとか抜きに、
主役の猫の演技に拍手!!

これまでにも猫が主役・出演の
映画を何本が観ていますが、
間違いなくナンバーワンの演技力。

従順な犬ではなく、
気まぐれな猫でも、
ここまで演技できるのかと
感心しました。

猫好きには必見。
終始ニタニタが止まりませんから。

私は癒しをたっぷりと
チャージさせてもらいました。

ではでは。